筋トレが最強のソリューションである

「筋トレが最強のソリューションである」の解説と要約&内容の説明と感想レビュー

「筋トレが最強のソリューションである」は2018年に初版発行されました。マッチョ社長であるTestosterone(テストステロン)氏と、 現役のスポーツ科学研究者である久保孝史氏の共著。「筋トレ」を題材とした、斬新な自己啓発本となっています。

本に書かれている内容の信ぴょう性を高める為、スポーツ科学研究者の久保孝史さんが本の内容を監修。 テストステロン氏が読者の気持ちを鼓舞してくれて、さらに久保孝史氏が筋トレに対する科学的根拠と効果を示してくれる。 まさに最強の2人がタッグを組んだ「筋トレ系」自己啓発本です。

やる気を湧きあがらせてくれるテストステロン氏が語る言葉はとてもユーモアたっぷり。 「手首を切ってリストカットするなら筋繊維をカットしろ!どちらの場合もセロトニンが分泌される、それなら筋トレを選べ!」といった具合です。

健康・ダイエット・メンタルヘルス・アンチエイジング・仕事力アップ・・。 筋トレする理由は人により様々ですが、この本を読むと、とにかく筋トレしたくてウズウズしてきます。

あなたも本を読み終わったら、いや、本を読んでる最中にうずうずしてきて、筋トレせずにはいられなくなります。 この本をお供に、あなたも素敵な肉体を手に入れましょう!

※こちらのページでは「超・筋トレが最強のソリューションである~筋肉が人生を変える超科学的な理由~」を紹介するページです。 前作の「筋トレが最強のソリューションである」を再編し、パワーアップした最新作となります。くれぐれも内容違いにはご注意下さい。

はじめに

著者であるテストステロン氏は高校1年生の時、110㎏の肥満児でした。 しかし留学先のアメリカで筋トレに出会ってから徐々に人生が変わっていきます。

まず40㎏の減量に成功します。そして減量に成功しただけではなく、怠惰な性格も変わっていき、肉体的にも精神的にも健康になり、 さらに目標を達成する力・闘争心・自尊心といった生きていくで大切なものがどんどん手に入っていきました。

筋トレでの成果を最大限に引き出すための正しい食事の知識や十分な睡眠といった、心身の健康を維持する為に大切なものも手に入れました。 「筋トレこそが人生を変える」と確信し、もっと多くの人へ筋トレの素晴らしさを伝え、人々の人生を幸福にしたいという。

そして「精神論だけじゃ一歩を踏み出せない」というタイプの人にも、「筋トレってそんなに効果があるの?」 といった懐疑的なタイプの人にも納得してもらえるように、科学的な裏付けについても解説しています。

筋トレが持っている計り知れない効能、筋トレが持つ恐ろしいほどのポテンシャルをあなたは知る事になります。 自分が好きになれない、仕事のヤル気が出ない、体力が落ちた、常にネガティブ思考・・・すべて筋トレで解決できるのです。

信じろ、筋トレは最強のソリューション(解決法)だ。

死にたい人は筋肉を殺せ

自殺したい人は自分の筋肉を殺そう。「これ以上やると自分は死ぬ」というぐらい筋トレで追い込むと筋肉は成長する。 これが筋トレです。言わば筋トレは自殺未遂に近い行為とも言えるでしょう。

しかも一度、死にかけた筋肉は「超回復」によって以前よりも強くなって復活するのです。 「死にたい」と思いがちなネガティブな性格さえも「殺すぞ!」に変化していきます。

悩み事や心配事は筋トレで返り討ち

悩みや心配なんて考えたところで解決しない。人間はボーっとしていると悩みや心配事が湧いてくる生き物だ。 そんな時こそ筋トレだ。筋トレすれば悩んだり心配している余裕なんて消え去っていくんです。

自分の事を好きになれ

自分の事が嫌いか?もし嫌いなら、他の何を差し置いてでもいいから自分を好きになる努力をしよう。 苦手な上司、鬱陶しい親、嫌いな友達からは、その気になれば逃げたり避けたりする事ができる。

でも自分自身からは逃げられない。自分の事が嫌いだと、それ以外のすべてが完璧でも幸せになれない。 逆に自分の事が好きであれば、他のことがダメだったとしてもそこそこ幸せに生きていけるのだ。

自分を好きになる方法?それは次で説明する。

筋肉と自尊心はブラザーの関係

筋肉と一緒に自尊心を育ててくれるもの、それが筋トレ。「今まで持ち上げられなかった重量が上がった」「腹筋が割れてきた」 こんな感じで超わかりやすい成長で自尊心が高まってくる。

メンヘラから復帰する方法

①定時に寝る。②睡眠は7時間とる。③起きたら太陽光を浴びる。④一日三食を定時に食べる。⑤就寝2時間前からスマホ・パソコン禁止。 ⑥運動する(筋トレがオススメ)⑦話す(ダンベルや筋肉に話しかけてもOKだ)

この7つの行動を心掛けるとホルモンバランスと自律神経が整う。筋繊維と共にメンタルが超回復していく。

科学的根拠:メンタルヘルス

筋力トレーニングは、メンタルヘルスを向上させる働きがある事が多くの科学的研究によって裏付けされています。

メンタルヘルスに悪影響を与える可能性が高い「①焦燥感」「②睡眠の質の低下」「③慢性疼痛」「④自尊心の低下」「⑤不安感」「⑥認知機能」 などについて、筋トレはポジティブに働くという多くの研究結果があります。

はっきりとしたメカニズムについては解明されていませんが筋トレをする事で、テストステロン・セロトニン・ドーパミンといったホルモンが分泌されます。 それらが関係している可能性が高いと言われています。

それぞれの代表的なホルモンの効果は次の通りです。 【テストステロン】ヤル気の向上・闘争心の向上、【セロトニン】精神安定・脳を最適な状態に・幸せホルモン、【ドーパミン】多幸感・気分の高揚・興奮など。

①焦燥感

ちなみに「焦燥感」については、自分の限界に近い重さを用いるより、 ある程度の回数をこなせるちょうど良い重さのトレーニングの方が焦燥感を取り除く効果が高いという研究結果も出ています。

他には、適度な回数をこなせる筋トレ以外にもウォーキングやジョギングなどの有酸素運動でも焦燥感を取り除ける事が分かっています。 筋トレをする気が起きない人は軽いウォーキングから始めてみるのも手です。とにかく運動を習慣化する事が大切です。

②睡眠の質

「睡眠の質」に関しては先ほどとは逆で、高重量でトレーニングした時の方が睡眠の質が向上するという事が判明しています。 睡眠の質が低いと、精神に不調をきたしたり、不眠症(睡眠6時間未満)は肥満を招きやすいと言われています。

③慢性疼痛

慢性疼痛(まんせいとうつう)は腰痛・関節炎・線維筋痛性が原因になります。筋トレは体の機能改善をしてくれる為、 腰痛の改善や予防にも効果的です。リウマチ学会もリウマチ性疾患に対して筋トレを推奨しています。

腰痛や関節痛など、身体が不調なら気分も上がりにくいでしょう?健全なる精神は健全なる身体に宿ります。 慢性的な痛みが取り除かれるだけでも人生は一気に好転するでしょう。

④自尊心

スポーツ科学や心理学の分野における113本の論文で、筋トレは自尊心を保ったり、自尊心を高めたりする効果があると報告されています。 「自分を好きになれる」という自尊心の向上が筋トレの一番大きな効果と言っても過言ではありません。

※筋トレによって、うつ状態の予防や改善に一定の効果があるという研究があります。しかし、「うつ病を治す」ことは証明されていません。 精神疾患の疑いがある場合は必ず心療内科で診察を受けて下さい。

筋トレは最高のアンチエイジング

女性の皆さん、歳を重ねていく事に対して嫌がっていませんか?女性は20代が旬?歳をとるのが怖い? 筋トレと高タンパクな食事に切り替えると、年齢に逆らって体がシェイプアップされていきます。さらに肌のハリツヤを取り戻してどんどん若返っていくのです。

時の流れすら凌駕してしまう筋肉の圧倒的パワーを感じて下さい。

筋トレ、それは若返りの薬

「ついに若返りの薬の開発に成功!そして健康寿命も延びる!」というニュースが世に出たとしたら、喉から手が出るほど欲しがる人もいるでしょう。 言っておくが、筋トレって若返りの薬そのものだからな?

何歳であっても筋トレさえすれば加齢に逆らって肉体は進化していき身体・精神ともに若返る。 えっ、マジでちょっとした魔法やんけ。筋トレするしかないっしょ?

筋トレ、それはかけがえのないギフト

お酒・タバコ・ドカ食い・ギャンブル・買い物依存。それらと同様に筋トレも中毒になり得るのですが、他の中毒が一瞬の快楽の後に大ダメージを受けるのに対し、 筋トレは格好よく、綺麗で、健康的な肉体、美肌、アインチエイジングを残していきます。

他にも挙げればキリがないほどのギフトを残してくれる。最強の自分になれる中毒、それこそが筋トレなのです。

筋トレこそ究極の美容行為

筋トレ・食事・睡眠を組み合わせる事でクビレが出来、立ち姿も美しくなる。新陳代謝が上がって肌や髪や爪も綺麗になる。太りづらい体質も手に入る。 筋トレは負の感情やストレスすらも燃焼してくれるので内側からも綺麗になれる。筋トレこそが究極の美容行為なのだ。

どうやるのかを考える

時間がない。お金がない。もう若くない。やらない理由なんて無限に出てくる。そんな事を考え出したらお終いです。 やらない理由を考える時間があったら、やる理由を探していこう。

考えるべき事は、「やるか」「やらないか」じゃない。どうやるかだ。やるしかない。前進あるのみ。

科学的根拠:アンチエイジング

高齢化が進む日本では、加齢による疾患として「サルコペニア」が社会問題になりつつあります。 サルコニペアとは、加齢に伴う筋量・筋力の低下のことを指します。

サルコニペアが進行してしまい、活動レベルが低下してしまうと、転倒して骨を折るというような事態が起きるようになります。 高齢者の骨折はそのまま寝たきりに繋がってしまうケースも多いです。

仮に転倒などの事故が起きなかったとしても、要介護の1つ前の段階である「虚弱状態」になってしまう事もあります。 要介護になる理由の内、約30%が筋肉・関節・骨といった運動機能の低下によるものです。

年を取ってからの筋トレも効果が証明されています。成長期を過ぎていても、還暦を迎えていても、トレーニングを積めば筋肉は増えます。 年齢を理由にトレーニングを諦める必要性はまったくありません。

「もう間に合わないかなぁ」「今さら始めてもなぁ」というのは年齢を言い訳にしているだけです。 ご老人でも時の流れに逆らって筋肉を成長させられます。あなたに出来ない理由なんて何1つありません。

そして、注目すべきは骨です。筋トレをする事で筋量・筋力だけでなく骨量も増加するのです。 特に高齢女性に多いのですが「骨粗しょう症」という骨がスカスカになってしまう症状に対してももちろん有効です。

美容・ターンオーバー

20歳前後にコンバット・トレーニングを行わせた研究では、4週間後と11週間後のI型コラーゲンのターンオーバー(生まれ変わり) の指標が有意に増加していた、という結果が出ています。

コンバット・トレーニングとはいわゆるブートキャンプのようなエクササイズを指しています。 皮膚の7割はコラーゲンで形成されていますし、I型コラーゲンは皮膚の強度や弾力に関与しているので、美肌効果には期待が持てそうです。

脳のアンチエイジング

また、筋トレは身体的なアンチエイジングだけではなく、脳のアンチエイジングにも効果があるとされています。 筋トレは認知機能を維持向上する効果があります。筋トレを行った後に記憶力が向上することも報告されています。

筋トレは、衰えていく筋肉を強化する事ができて、骨も強くなり、脳にもポジティブな影響があると言えます。 一石三鳥です。

今回は、主に高齢者を例に挙げて説明してきましたが、若い人であっても筋肉は使わなければ減少していくので気をつけて下さい。 アンチエイジング云々を差し置いても、継続的な運動習慣を持つ事の重要性はもっと広く伝えていかなければいけないと考えています。

健康的不安は人生の幸福感の中でも大きな割合を占める。いつまでも若々しく健康で、最後の最後まで人生を謳歌したいなら筋トレしよう。 老後の晩年、人生最後の時期を寝たきりなんかで過ごしたくないでしょう?

仕事がデキる人は筋トレをしている

アメリカでは太っていると自己管理すら出来ない人物であると評価されてしまい雇用もされにくい。 逆にマッチョであれば高評価をもらえるのだ。

マッチョは、自制心が強い、自己管理能力が高い、時間のマネジメント能力が高い、健康的で丈夫な肉体、運動が生活の一部なのでストレス耐性も強い。 これらの理由が高評価につながっている。

人間も動物だ。最後は体力がモノを言う

成功している人も成功していない人も、同じ人間に大した能力の差なんてない。1つあるとすればそれは体力の差だ。 体力があれば集中力も持続するし、体調も崩さず安定しているし、知識も機会も手に入れていく。

筋トレをすれば正しい努力の方法が分かる

努力には2種類ある。正しい努力と間違った努力だ。ただ何でもガムシャラに頑張れば良いってもんじゃない。間違ったフォームでスクワットしても故障するぞ。 筋トレを頑張っても食事と睡眠を疎かににしてしまうと筋肉は減少してしまう。

仕事でも勉強でもこれは同じだ。正しい努力を見極める力、定期的に周囲の人に意見を求める素直さを持て。

生物としてナメられないように必要なもの

「生物として弱い」と周囲に認識されるとナメられて仕事を押し付けられられたり、イジメられたりする。 「俺をナメんなよ!」と常日頃から攻撃的な性格でいると、それはただのイタい人だ。

どうすれば穏やかに過ごしつつ「危険な生物」と認識してもらえるのか?答えはもちろん筋肉だ。 筋肉は日々の生活に平穏をもたらしてくれる神様からの贈り物だ。

デキる人は朝に筋トレをする

世界でもっとも忙しいと言っても決して大げさではない海外のエゲゼクティブ達や、 経営者たちが貴重な時間を割いて筋トレや運動を習慣化しているのは紛れもない事実です。

わざわざ忙しい合間を縫って筋トレや運動をしているのは、有意義な理由が間違いなくある。 バラク・オバマ前大統領、Facebookのマーク・ザッカーバーグ、Appleのティム・クック、日本ではホリエモンなど、みんな運動を習慣化している。

そして彼らには運動以外にも共通点がある。それは「朝型」の人間だという事。朝の運動を習慣化しているのです。 早朝は急な仕事も入らないので、そこにワークアウトの予定を組み込んで生活を律している。

朝から運動やトレーニングをする予定を組み込んでおけば、前日に意味のない夜更かしをしたり、深酒したりといった悪習慣も付きづらい。 こういった生活サイクルが、仕事のパフォーマンスにも良い影響を与えているというカラクリである。

科学的根拠:仕事と筋トレ

補足説明しますと、「朝型」「中間型」「夜型」の人たちはそれぞれベストな心配能力が発揮される時間帯が異なっている事が明らかになっています。 例えば夜型の人間は22時ごろに最大のパフォーマンスが発揮される傾向にあります。

なので、どうしても朝が苦手というタイプの人であれば、自分に合った時間帯にトレーニングを行うのも全然OKだと思います。 仕事前の「朝」、お昼休憩中の「昼」、仕事が終わってからの「夜」、自分の生活環境に合っている時間帯にトレーニングしましょう。

筋トレをする上での最大のメリット

ビジネスパーソンたちの中で一番重要な理由は間違いなく「健康管理」の為に筋トレを行っています。 世界中のエリートたちは地位・名声・お金があっても健康を失ってしまえば元も子もない事をよく知っている。

そして、健康を失ってしまうえば情熱をもって仕事を長時間する事も出来なくなってしまう。 彼らエリートたちは、健康こそが人間の持ちうる最も貴重な財産であることを認識しているのだ。

「健康」というと「体の健康」だと思い込みがちだが「心の健康」も指している。心身ともに充実した状態じゃないと人生を謳歌する事が出来ない。 筋トレは前述でも語った通り、心の健康を保つためにも非常に有効な手段だ。

身体を若く健康的な状態に保って、慢性的な痛みを予防し、自尊心を養ってくれる筋トレを、世界中の多くのエリートビジネスマンが選択するのは必然とも言える。 心身を健康に保ち、毎日パワフルに働くために鍛えているのだ。

筋トレは仕事に役立つ能力が向上する

ハーバードメディカルスクールの研究で、定期的なトレーニングは、記憶力・集中力・頭脳明晰さ、 これらの関わりに深い化学物質の分泌を助けるという研究結果が出ています。

オックスフォード大学のローズ奨学制度は、学生を選抜する際、学力の成績と同じぐらいスポーツの成績を重視する。それは何故か。 文武両道の人間は「良い習慣」を持っているからだ。

減量にせよ、マラソンにせよ、自分の定めた目標やゴールを設定し、計画を作って、その計画を実行するための時間を作り、実行し、結果を分析し、時には軌道修正する。 この一連の流れは、勉強・仕事・スポーツ、すべてに共通している。

営業ノルマを達成する過程も、ベンチプレス140kgを達成する過程も、本質は同じ。目標を設定し、それを達成する事で快感を得られるロールオリエンテッド(目的志向型) のタイプの人間は、どの分野においても成功しやすいのだ。

仕事と筋トレとホルモン

筋トレとホルモンについても多くの研究があります。テストステロンというホルモンは40歳をピークに毎年1%~2%ずつ低下していきます。 血液中のテストステロン濃度が低いと肥満やストレスなどの原因になる事が研究成果から報告されています。

これらの症状を防ぐために、薬を飲ませたり皮膚パッチを貼ったりといった医療行為が行われています。 そして医療行為だけではなく筋トレをする事でもテストステロン濃度を高めることが可能であると多くの研究で報告されています。

さらにテストステロン値がビジネスと、どのような関連があるのか解説しましょう。

英ケンブリッジ大学の研究で、「金融トレーダーはテストステロンの濃度が高い時ほど好成績である」という相関関係が報告されています。 テストステロンによって自信と集中力が高まり、それが好成績につながっている可能性があるという事で話題となりました。

リーダーシップ、自己管理能力、タイムマネジメント、正しい努力の方法、目標の設定能力、目標の達成能力、そしてバリバリ働く為の体力、心身の健康。 ビジネスに役立つ資質の多くは筋トレによって高めることが出来ます。

ビジネスで成功したければ筋トレしない手はない。鬼のようなスケジュールをこなしていたであろうオバマさんもトレーニングしてるんだから、 時間がないなんて言い訳は聞きたくありません!!

自信がない人は筋トレしよう

自信がない人は筋トレだ。①カッコイイ体が手に入る。②異性にモテる。③テストステロンが溢れて気分上々。 ④上司も取引先もいざとなれば力で葬れると思えるナゾの全能感 ← 案外コレが一番重要でイライラしなくなります。

「人は変われる」という大切でシンプルな原理を筋トレは教えてくれる。体を物理的に進化させる事が可能なんだから、性格や習慣だって努力次第で必ず変えられる。 変われない人間なんて存在しない。今ダメだからってあなたの未来もダメな理由にはならない。

悪口や陰口はヒマ人のやる事

悪口・陰口・嫌がらせ。全部ヒマ人のやる事だから気にしちゃいけない。 仕事面でもプライベート面でも絶好調で超ハッピーな人がわざわざ他人をチェックしてケチなんて付けない。

自分がうまくいってなくてヒマな奴が人の悪口なんか言ってるんだ。「ようヒマ人!お疲れさん!」って思っときゃいいんだ。

筋トレはブレない自信を与えてくれる

今まで上げられなかったベンチプレスが上げられた。一生拝む事ないと思っていた6つに割れた腹筋が目視できた。 そうした成長を続けていくと、次第にブレない自信が手に入って来る。

「もしかして不可能なんてなくね?」そんな自信がみなぎってくる。その自信は人生の他の分野でもそのまま活かす事ができるんだ。

ウルサイ奴なんて怖くない

ギャーギャーとうるさい奴はまったく怖くないんだよ。 うるさい奴なんて相手を威嚇して自分の事を大きく見せないと不安でたまらない臆病者か、もしくはただの構ってちゃんだ。

そんな奴にビビる必要なんて一切ない。本気の奴は黙って背中からぶっ刺しに来るよ。うるさい奴なんてほっておくのが一番。

やりがい・達成感はツラさの先に待っている

例えその行動がつらくてもヤル気が起きなくてもやるんだ。やる前は気が進まなくてもジムで筋トレして後悔する人、 山に登って山頂で後悔する人、マラソンを完走できて後悔する人はいない。

やり甲斐や達成感はツラさの先にしかないから価値が増すんだ。ツラけりゃツラいほど価値がどんどん増していく。 そのツラいプロセスこそ感謝して笑顔でやっちゃいな。

思うがままに生きるべきだ

頑張る → 意識高すぎ
頑張らない → もっと向上心を持て
結婚する → 人生の墓場
結婚しない → さっさと結婚しろ
正義感が強い → 良い子ぶるな
正義感がない → 良識がないのか
発言する → でしゃばるな
発言しない → 何か意見はないのか

ケチを付けてくる人間は何に対してもケチをつけてくるんだ。それなら自分の思うがままに生きていかないか?

やるべき事をやるべきだ

批判される?バカにされる?笑われる?悪口を言われる?んなもんは好きにさせておけば良い。 ほっとけ。周りが何と言おうが努力は無駄にならないし、実力が下がる訳でもない。

なにも痛くも痒くもないんだ。「不毛な事にわざわざ時間使ってお疲れさん。」そう思っておけば良い。 あなたは、あなたのやるべき事を淡々とこなせば良いんだ。

科学的根拠:自信をつける

筋トレをしている人は基本的に自分に自信があって、ポジティブな人が多い印象です。 あなたも自信がなさそうで、ネガティブな感じのマッチョを見た事がないでしょう?

筋トレを行っていると自分に対する評価が高くなるかどうか、という研究があります。 その研究では、まず10代の男女を筋トレする群と、筋トレしない群に分けました。

そして筋トレする群には、週3回の筋トレを実施しました。その結果、筋トレした軍は筋力が向上しただけではなく、 自分自身と自分の身体に対する自己評価が、トレーニングをする前と比べて有意に向上したとの結果が出たのです。

あなたも、もしかしたら自分に自信が持てなくて、堂々と振る舞えなかったり、他人にどう思われるかばかり気にしてしまう人はいないだろうか。 私はそういった人から「メンタルを強くするにはどうしたら良いですか?」とよく相談を受けますが、その度に「筋トレしましょう」と同じ回答をしています。

先ほどの研究は10代の被験者を基にした実験でしたが、大人を対象にした実験も行われています。 18~65歳の肥満気味(BMI25以上)の女性143名を次の群に分けました。

A群:ボディパンプという筋トレプログラムを行う
B群:パーソナルトレーナーを付ける
C群:自己流で筋トレをする
D群:何もしないグループ

週に3回のペースでプログラムを行った結果、「1年前の自分と比べて今のあなたの健康をどう評価しますか?」 と言う質問に対してA群・B群・C群が、D群と比べて有意に高評価を示しました。

注目すべきところは「自己流で筋トレをした」C群の評価も高くなっていた事です。 言い方は悪いかも知れませんが、筋トレの成果が出ていなかったとしても、筋トレを行っていると自分に対する評価が高くなるという事が判明しました。

ちなみに高齢者を対象とした研究でも筋トレでポジティブさが増した、という趣旨の研究結果もあります。 32名の65歳以上の女性を対象に、筋トレがポジティブな感情に対してどのような効果があるのかを調査しました。

その結果、筋トレをしていたグループの方が有意に「希望」が増加し、「ネガティな気持ち」に対しては有意に低下していました。 筋トレで増加するのは「希望」と筋力」。逆に低下するのは「ネガティブ思考」と「贅肉」です。

筋トレによる心理的な作用

筋トレをすると自己評価が高まり、自分に自信が持てるようになるのは研究結果からみても明らかです。 ただそうした場合、自信満々でちょっと優しくない性格と言いますか、攻撃的な人間になってしまうのでは?と思われる方もいるかも知れませんね。

実はそれについての研究結果もあります。テキサス州にある刑務所の受刑者202名を対象に、筋トレする群と、筋トレしない群に分けました。 そして筋トレする群では、攻撃的な態度に関する指標が大きく低下していました。怒りと敵意に関する指標についても減少傾向を示しました。

筋トレをすると攻撃的になるどころか、むしろ相手を傷つけてしまうような攻撃性を下げる、と言えます。

筋トレして強くなると心の余裕が生まれ、優しく落ち着いた対応が出来るようになるという事でしょう。 ことわざでもありますよね、「弱い犬ほどよく吠える」と同じことが言えそうです。あれは自信のなさの裏返しなのです。

さぁ、次はあなたが人生を変える番だ

今まで科学的エビデンスを提示して、筋トレの優位性やその仕組みを徹底的に解説してきました。 そして筋トレの恩恵を感じるまでに、そんなに時間はかからないという事を伝えておきましょう。

筋トレが人生を変える仕組みさえ理解してしまえば、短期間で人生を変えることも可能なのです。 およそ、数か月~半年で人生がガラリと変わったという人も少なくない。長く見積もっても1年もあれば人生は変わる。

このページでは科学的エビデンスを踏まえた内容をお伝えしてきましたが、筋トレの本当の魅力は理屈なんかで説明できない。 ここでしつこいぐらい訴えている内容は、実際に数か月ほど筋トレを継続し、筋肉の成長を実感すれば自ずと分かってくるはずです。

と言うか、筋トレしなければこの感覚や感情は絶対に理解できないはずだ。そういう訳なのでずべこべ言わず筋トレしてみて欲しい。 世界最高峰の知識を持っていても、それを使わなければ結局は1円の価値もないのと同じだ。

筋トレがどれだけ素晴らしいか分かっても、実際に筋トレしなければ何の意味もない。決して大げさではない。 ここであなたが行動に移すか移さないかで、あなたの人生が変わるか変わらないかが決まるのだ。

さあ、このページを閉じろ。パソコンの前から離れ、スマホをしまえ。読書はもう十分だ。いっちょ体を動かすぞ。 筋トレだ!筋トレするぞ!

「筋トレが最強のソリューションである」の書評と感想

この本の内容や、筋トレに興味がある人は「始めてみたいけど一歩が踏み出せない」そんな人も多いのではないでしょうか。

この本では科学的な根拠も示した上で「筋トレしない理由」を、見事なまでに潰していってくれていました。 筋トレは肉体的にも精神的にもプラスにしか働かない。

1つだけ、唯一のデメリットをあえて挙げるとするならば 「ジム代」や「トレーニング器具代」や「プロテイン代」など余計な出費が増える事ぐらいでしょうか。

もちろん自宅でトレーニング器具を使わないで「自重トレーニング」という筋トレ方法もありますし、プロテインも必須という訳ではありません。 自分と相性の良い筋トレ方法で良いと思います。

3日坊主で終わらせない為に

恐らく一番の懸念材料は「どうすれば継続できるか」「習慣化できるか」という事ではないでしょうか。

この「筋トレが最強のソリューションである」の本では、筋トレする事に対するメリットは惜しげもなく伝えてくれましたが、 「どうすれば毎日筋トレを継続できるか」については一切語られていませんでした。

そこで、「まず最初の一歩を踏み出す為」にオススメの本をご紹介いたします。興味がありましたらコチラもどうぞ。 「めんどくさいがなくなる本」の解説と要約&あらすじ・内容の説明と感想レビュー

散々この本で筋トレのメリットを勉強してきておいて何ですが・・・これを言ってしまうと元も子もないかも知れませんが、 エリート、お金持ち、経営者などは運動を習慣化している人は本当に多いです。

優秀な人たちは筋トレや運動の優位性を理解しているのでしょう。 本の最後の方でも語られていましたが、「ずべこべ言わずに筋トレしろ」これが真意なのかも知れません。

筋トレは人生を変える。筋肉は一生の資産。健康は自分の財産です。私と一緒にあなたも筋トレを始めてみませんか? それではまた次回の書籍レビューでお会いしましょう。 最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。